家電量販店の携帯販売員の
服装・持ち物・荷物チェック。
事前に誰も教えてくれなかったこと。派遣社員の初日準備の全記録。
ネクタイ必須も、スニーカーNGも、荷物チェックも、聞いていない。
初日に行って、見て、指摘されて、初めて知った。細かいルールが山ほどあった。しかもそのルールは男女で大きく違う。誰も事前に教えてくれない。
服装のルール。
男女でここまで違う。
「スーツ」の一言で済ませないでほしかった。
実際に現場に入ると、細かいルールが山ほどあった。しかもそのルールは男女で大きく違う。誰も事前に教えてくれない。初日に行って、見て、指摘されて、初めて知った。
男性のほうが明らかに縛りが強い。女性はスニーカーも、ネイルも、派手でなければ髪色もOKだった。着替え場所も女性には専用ブースがあるが、男性はロッカーエリアで済ませる。
「スーツ」の一言で済ませないでほしかった。 ── 初日に知った服装ルール
初日、ネクタイをしていなかった。
初日、俺はネクタイをしていなかった。
「スーツ」と言われただけだったから、カジュアルでもいけると思っていた。そうしたら先輩に言われた。
これは完全に俺のミスだった。確認しなかった自分が悪い。それは認める。
だが、「スーツ」とだけ言って、ネクタイが必須であることを一言も添えなかった側にも落ち度はあると、今でも思っている。
ネクタイが必須だなんて、聞いていない。
持ち物。言われたものと、
本当に必要だったもの。
事前に言われたのは、スーツとペンだけだった。
靴は普通の革靴を3ヶ月履き続けた。足への負担を考えたら、最初からスニーカーに見える革靴を買っておけばよかったと後悔している。
ネクタイも、時計の代わりも、靴の選び方も、
全部あとから知った。 ── 持ち物についての実感
荷物チェック。
これが一番聞いてなかった。
初日、地下に連れて行かれた。セキュリティがいて、荷物の中身をチェックされた。
持ち込む電子機器をすべて、キャリアごとの専用用紙に書く必要がある。スマホ、パソコン、イヤホン、モバイルバッテリー、充電器、ケーブル──全部。
没収される可能性がある。 ── 荷物チェック時の注意点
俺はアニメのステッカーが貼ってあるモバイルバッテリーを持っていた。別にとがめられはしなかったが、見られはした。気にする人は気をつけたほうがいい。
持ち込める電子機器の量。
一般スタッフと俺で、だいぶ差があった。
みんなスマホを2台持っているのが当たり前の世界だった。プライベート用と仕事用、もしくは異なるキャリアの端末を持っている。俺は1台だけで、少し浮いていた気もする。
ロッカーは小さい。
外出はできない。
貴重品と弁当を入れるロッカーがある。小さい。錆びている。それでも貴重品と昼飯を入れるには足りる。アクセスできるタイミングは限られている。
勤務中の外出は一切できない。休憩時間であっても建物の外に出ることは基本的に許されない。移動するにも書類手続きが必要だった。
休憩も、建物の中で完結する。 ── 勤務中の行動制限
事前に知りたかったこと。
全部だ、と言いたいところだが。
特にこの2つだけは事前に言ってほしかった。
逆に言えば、持ち物自体は最低限でいい。キャリアから支給される制服があるし、メモ帳とペンがあれば業務は回る。スマホは持ち込めるが業務中は使えない。だから時間を確認するにはスマートウォッチがあると助かる。
ちなみに、上長ですらスマホを忘れてくることがある。業務端末があるから仕事自体は止まらない。だから持ち物にそこまで神経質になる必要はない。ただ、荷物チェックの存在を知らないまま行くのだけはやめたほうがいい。
事前に言われたのは「スーツとペン」だけだった。
実際には、ネクタイ必須。スニーカーNG。革靴とベルトの色を合わせる。黒髪のみ。アクセサリー禁止。──男性だけ。女性はスニーカーもネイルも髪色もOKだった。
初日に地下で荷物チェックがあった。電子機器を全部、キャリアごとの専用用紙に書いた。これも聞いていなかった。
休憩中も外に出られなかった。ロッカーは小さくて錆びていた。
必要な持ち物自体は少ない。キャリア支給の制服・メモ帳・ペンがあれば最低限は動ける。でも、服装ルールと荷物チェックの存在は、行く前に知っておかなければ初日で心が折れる。
全部わかると思わないでほしい。 EP.14「家電量販店の携帯販売員の服装・持ち物・荷物チェック。」