派遣のティッシュ配り体験談【20時間やって気づいた思考が止まらない仕事の危うさ】

労働記録 EP.03 / 移住前夜シリーズ
転職活動中にティッシュ配りを20時間やって気づいたこと。思考が止まらない仕事の危うさ。
足はずしんと重い。体は動いている。でも、何も進んでいない感じがする。

やりたい仕事に応募しながら、派遣でティッシュを配る。転職活動の「待ち時間」が一番しんどい。手応えのないまま時間だけが過ぎていく感覚を、ここに書いておく。

3 応募した会社
20h ティッシュ配り
0 内定
2026.03.16
読了5分
労働記録

転職したい、という気持ちが一番強く浮かぶのは、ティッシュを配っているときだ。それ以外の時間では、まだ誤魔化せる。だが、ティッシュを手にして立っていると、もうそれしか考えられなくなる。思考が止まらない仕事というのは、ある種の地獄だと思う。

01待つ時間が、一番しんどい

やりたい仕事だと思って、三社ほどに応募した。書類を出すときは、自信もあった。それでも待つ時間は、ただだるい。しびれを切らして校庭をときおり眺めながら授業を受けていた三限目の感覚が、そのまま続いているようだ。時間は進んでいるのに、手応えがない。

足はずしんと重い。接客業らしく、つま先に体重を乗せて動かないとしびれが抜けない。革靴のせいもある。体を動かしているはずなのに、循環していない感じがする。ティッシュを配りながら、応募した会社のことを考える。考えても、何も変わらない。それでも考え続ける。

体は動いている。でも、何も進んでいない。その感覚が、一番消耗する。

02未経験という立場の重さ

求人を見る。「未経験可」と書かれていても、自分から辞退することがある。なぜ自分がそこに必要とされるのか、説明できないからだ。それでも、可能性を捨てきれずに応募することもある。この矛盾した行動を、ずっと繰り返している。

転職活動中に感じていること正直な内訳
01ポートフォリオがない。それがない限り、企業も案件もこちらを見ない
02未経験の重さが分かってきた。どれだけ賭けに近いか、冷静に考えれば分かっている
03自分を売り込む言葉がない。なぜ自分が必要とされるのか、まだ説明できない
04それでも応募する。可能性を捨てきれない自分がいる

冷静に考えれば、今の状態で就活を続けても意味が薄いことは分かっている。金の心配をせずに表現活動をしている人との差は、静かに、確実に広がっている。それを見ながら、ティッシュを配り続ける。

03体が先に壊れていく

母親が韓国ドラマを見ながら作る、油っこい食事を今は受け付けない。以前なら食べていたものを、平気で断れるようになった。身体の反応だけが、先に変わっている。頭より体のほうが正直だ。限界が近いことを、脳より先に体が知っている。

今の状態を正直に書くと

発信することにも、以前ほど気持ちが向かない。月に八日か九日休みがあると言われても、それが本当に「ちゃんと」なのかは分からない。なだめてほしいわけではない。ただ、机に向かって資格の勉強をするのも違う気がしている。

04大雨の中を自転車で走った話

大雨の中を自転車で走ったときのことを思い出す。少し前まで降っていなかった雨が、一気に強くなった。走りながら、なんでこんなことになっているんだと思っていた。真剣に考えながら、必死にペダルをこいでいた。止まる余裕はなかった。

突如目の前にうっすら川が見える。危ないと思ってブレーキをかけた。ただ、水のせいで効きは鈍い。止まろうとしているのに、思ったほど減速しない。踏んでいるのに、状況が追いついてこない。結果として、川の塀に引っかかるようにして止まった。狙ったわけではない。必死にこぎ、必死に考えた先に、たまたま限界線が残っていた。

今の転職活動も、あの夜と同じだと思っている。踏んでいるのに、状況が追いついてこない。それでも、止まるわけにはいかない。

05それでも、発信をやめない理由

この発信が、そのまま夢につながるとか、チャンネル登録者数に直結するとか、正直そうは思っていない。関係ない可能性のほうが高い。それでも、完全に無関係とも言い切れない気がしている。少なくとも、何も出さずに黙っているよりは、どこかで線はつながっているはずだと思っている。

今のところ目に見える実績
チャンネル登録者数だけだ。それでも、それを積み上げなければ、誰もこちらを見ない。
最近の発信について
不満を吐き出すこと自体が増えている。困っているから言葉になる、という感じに近い。前向きな発信でもないし、整理された主張でもない。それでも、今の自分が出せるものは、これしかない。
避けたいオチ
日々の繰り返しの労働から離れて再挑戦した場所が、結局また同じ繰り返しだったというオチだけは避けたい。
空白期間があってもいい。その間に、何かを積み上げるしかない。「君を使うよ」と言ってくれる世界を、どこかで期待してしまう。理由は分からないが、そういう世界があってほしいと思っている。それだけは、まだ捨てていない。

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